耳ツボって、ただ押せばいいの?
2026年9月20日
こんにちは!
嫌なことがあったら
「ぽくぽくぽく、チーン」と口にすると
笑顔になるから不思議 (by 三木大雲さん)
静岡市清水区の小さな鍼灸院、
鍼灸療術 癒し隠れ家楽体です。

前回は、
「耳を優しく刺激しただけで、なんで身体に変化が起こるんだろう?」
という話を書かせていただきました。
耳にはたくさんの神経が分布していて、その中には迷走神経の枝(耳介枝)もあります。
耳への刺激が、神経などを介して身体に何らかの影響を与える可能性については、現在も研究されています。
ぼく自身も、臨床で耳に優しく刺激をしていると、
「なんかスッキリした感じがする」
「なんか血が巡ってる氣がする」
というようなお声をいただくことがあります。
でも、続けてみて改めて感じるのは、
「耳ツボも、ただ刺激するだけじゃダメなんじゃないかな」
ということです。
◼️ 耳ツボは「身体のスイッチ」ではない
世の中には、
「この耳ツボを刺激すると痩せる」
「ここを押せば自律神経が整う」
「肩こりなら、このポイント」
など、いろいろな情報がありますよね。
もちろん、耳への刺激によって身体に変化が起こることはあります。
でも、
「ここを押せば、身体のこの場所が変わる」
というのは、チョッと違うんじゃないかなって思います。
身体って、そんなに単純なものじゃないですし。
例えば「肩こり」といっても、その背景は人によって違います。
姿勢や動きの問題かもしれない。
睡眠不足や疲労が関係しているかもしれない。
胃腸の状態や冷えが関係していることもあるかもしれない。
東洋医学的に見れば、肝や心の乱れが関係しているのかもしれない。
仕事や人間関係など、日々の負担が身体に表れていることだってあります。
同じ「肩こり」という症状でも、身体の状態や背景は、みんな同じではありません。
だから、
「肩こりだから、この耳のポイント」
と、それだけで決めてしまうことに、ぼくは少し違和感があります。

◼️ まず、身体の声を聴く
楽体では、症状だけを見るわけではありません。
まず、その人を診ます。
脈を診る。
お腹を診る。
手足のツボの反応を診る。
皮膚の状態や筋肉の緊張を診る。
骨格を診る。
そして、話を聴く。
今、どんなことを感じているのか。
どんなふうに毎日を過ごしているのか。
身体だけではなく、その人が抱えているものも含めて、身体の状態を見ていきます。
そうやって、
「今、この人の身体では何が起きているんだろう?」
と考える。
そのうえで、
「じゃあ、今回はどうしようか?」
と、施術を組み立てていきます。
ぼくにとっては、これが施術の基本なんです。
◼️ 所見が違えば、やることも変わる
例えば、同じ「肩こり」という訴えがあったとしても、
身体の状態が違えば、施術の考え方も当然変えていきます。
だから、最初から
「この症状には、このツボ」
と決めてしまうのではなく、
まず身体の所見を取る。
そして、その人の身体が今どうなっているのかを考える。
そこから、
「今回はこの処置が必要なんじゃないかな?」
と考えていく。
これは耳ツボでも同じだと思っています。

◼️ 耳ツボも、身体を診たうえで使う
耳ツボは、耳そのものを見ることも大切。
でも、それ以上に、その人の身体を診ることが大切なんじゃないかなと思っています。
耳のどこに反応があるのか。
そこだけを見るのではなく、
身体全体を診たうえで、
「この反応は、この人の身体とどう関係しているんだろう?」
と考えてみる。
そして全身を調整したうえで、
「今回は耳からも刺激してみよう」
という感じです。
だから楽体では、耳ツボを主役にしているわけではありません。
全身調整の上に、補助的な方法として耳への刺激を使う。
そんな位置づけで耳ツボを使っています。
◼️ 身体は、そんなに単純じゃない
「このツボを押せば、こうなる」
そうだったら、施術する側も楽なんですけどね(笑)
実際の身体はもっと複雑で……
でも、それが面白い。
同じ症状でも、人によって違う。
昨日と今日でも違う。
生活が変われば、身体の状態も変わる。
だからこそ、
そのときの身体を診る。
そして、その身体に合わせて刺激を考える。
耳ツボも、その中のひとつです。
耳は、とても小さな場所です。
でも、そこに刺激を入れることで、身体に何らかの変化が起こることがある。
その仕組みについては、まだ分からないこともたくさんあります。
だからこそ、耳ツボを「万能な方法」としてではなく、
身体の調整を助ける、ひとつの方法。
そんなふうに考えています。
身体って、本当に面白いですよね。
今回で、耳ツボシリーズはいったん一区切り。
また臨床の中で、
「あれ?これは面白いな」
と思うことが出てきたら、そのときはまた書いてみようと思います(笑)
身体って、知れば知るほど疑問も増えていくんですよ。
でも、だからこそ面白い。
このブログを読んで、少しでも
「へぇ、身体って面白いな」
と思ってもらえたら嬉しいです。
嫌なことがあったら
「ぽくぽくぽく、チーン」と口にすると
笑顔になるから不思議 (by 三木大雲さん)
静岡市清水区の小さな鍼灸院、
鍼灸療術 癒し隠れ家楽体です。

前回は、
「耳を優しく刺激しただけで、なんで身体に変化が起こるんだろう?」
という話を書かせていただきました。
耳にはたくさんの神経が分布していて、その中には迷走神経の枝(耳介枝)もあります。
耳への刺激が、神経などを介して身体に何らかの影響を与える可能性については、現在も研究されています。
ぼく自身も、臨床で耳に優しく刺激をしていると、
「なんかスッキリした感じがする」
「なんか血が巡ってる氣がする」
というようなお声をいただくことがあります。
でも、続けてみて改めて感じるのは、
「耳ツボも、ただ刺激するだけじゃダメなんじゃないかな」
ということです。
◼️ 耳ツボは「身体のスイッチ」ではない
世の中には、
「この耳ツボを刺激すると痩せる」
「ここを押せば自律神経が整う」
「肩こりなら、このポイント」
など、いろいろな情報がありますよね。
もちろん、耳への刺激によって身体に変化が起こることはあります。
でも、
「ここを押せば、身体のこの場所が変わる」
というのは、チョッと違うんじゃないかなって思います。
身体って、そんなに単純なものじゃないですし。
例えば「肩こり」といっても、その背景は人によって違います。
姿勢や動きの問題かもしれない。
睡眠不足や疲労が関係しているかもしれない。
胃腸の状態や冷えが関係していることもあるかもしれない。
東洋医学的に見れば、肝や心の乱れが関係しているのかもしれない。
仕事や人間関係など、日々の負担が身体に表れていることだってあります。
同じ「肩こり」という症状でも、身体の状態や背景は、みんな同じではありません。
だから、
「肩こりだから、この耳のポイント」
と、それだけで決めてしまうことに、ぼくは少し違和感があります。

◼️ まず、身体の声を聴く
楽体では、症状だけを見るわけではありません。
まず、その人を診ます。
脈を診る。
お腹を診る。
手足のツボの反応を診る。
皮膚の状態や筋肉の緊張を診る。
骨格を診る。
そして、話を聴く。
今、どんなことを感じているのか。
どんなふうに毎日を過ごしているのか。
身体だけではなく、その人が抱えているものも含めて、身体の状態を見ていきます。
そうやって、
「今、この人の身体では何が起きているんだろう?」
と考える。
そのうえで、
「じゃあ、今回はどうしようか?」
と、施術を組み立てていきます。
ぼくにとっては、これが施術の基本なんです。
◼️ 所見が違えば、やることも変わる
例えば、同じ「肩こり」という訴えがあったとしても、
身体の状態が違えば、施術の考え方も当然変えていきます。
だから、最初から
「この症状には、このツボ」
と決めてしまうのではなく、
まず身体の所見を取る。
そして、その人の身体が今どうなっているのかを考える。
そこから、
「今回はこの処置が必要なんじゃないかな?」
と考えていく。
これは耳ツボでも同じだと思っています。

◼️ 耳ツボも、身体を診たうえで使う
耳ツボは、耳そのものを見ることも大切。
でも、それ以上に、その人の身体を診ることが大切なんじゃないかなと思っています。
耳のどこに反応があるのか。
そこだけを見るのではなく、
身体全体を診たうえで、
「この反応は、この人の身体とどう関係しているんだろう?」
と考えてみる。
そして全身を調整したうえで、
「今回は耳からも刺激してみよう」
という感じです。
だから楽体では、耳ツボを主役にしているわけではありません。
全身調整の上に、補助的な方法として耳への刺激を使う。
そんな位置づけで耳ツボを使っています。
◼️ 身体は、そんなに単純じゃない
「このツボを押せば、こうなる」
そうだったら、施術する側も楽なんですけどね(笑)
実際の身体はもっと複雑で……
でも、それが面白い。
同じ症状でも、人によって違う。
昨日と今日でも違う。
生活が変われば、身体の状態も変わる。
だからこそ、
そのときの身体を診る。
そして、その身体に合わせて刺激を考える。
耳ツボも、その中のひとつです。
耳は、とても小さな場所です。
でも、そこに刺激を入れることで、身体に何らかの変化が起こることがある。
その仕組みについては、まだ分からないこともたくさんあります。
だからこそ、耳ツボを「万能な方法」としてではなく、
身体の調整を助ける、ひとつの方法。
そんなふうに考えています。
身体って、本当に面白いですよね。
今回で、耳ツボシリーズはいったん一区切り。
また臨床の中で、
「あれ?これは面白いな」
と思うことが出てきたら、そのときはまた書いてみようと思います(笑)
身体って、知れば知るほど疑問も増えていくんですよ。
でも、だからこそ面白い。
このブログを読んで、少しでも
「へぇ、身体って面白いな」
と思ってもらえたら嬉しいです。














