こんにちは!

よくカフェなどで勉強している学生さんたちを見かけますが、あんな賑やかな場所で集中できるんですかね?
ぼくなんか、スマホ見ながらコーヒーばっかり飲んじゃいそうです。

図書館なら集中できそうだけど、そもそもあんなに真面目な勉強、学生時代にしてみたかったなぁ…と、ちょっと羨ましく思う楽体です。

そんなわけで、今回は昨夜の勉強会での出来事を、少し綴ってみようと思います。



今回は、ぼくがモデル患者になって治療を受けながら、参加している先生たちと一緒に体の変化や所見について考察する、そんな内容でした。

うつ伏せになった時のこと。
「あれ?先生、背中のここの色だけ濃いですよ」
と、ある先生から声がかかりました。

ちょっと氣になって、写真を撮ってもらったんです。
すると、胸椎9番から腰椎3番くらいにかけて、脊柱に沿って黒っぽく変色している部分があるのがはっきり。
触ってもらうと、そのあたりの背骨が少しカーブしている感じもあるとのことでした。

右の背中が盛り上がっているのは以前から言われていましたが、「色が濃い」という指摘は初めて。
ぼくの見識において、いろいろと考えてみることにしました。

●背骨のゆがみと姿勢から見えること

まず、胸椎9番あたりがカーブしているということは、長年の姿勢のクセや、筋肉の引っ張り合いが影響していそうですねー。
デスクワークや施術の姿勢など、日々の小さな積み重ねが、こんな風にいつの間にか体に現れてくるんですね。

骨格がゆがむと、筋肉や内臓の位置関係も微妙に変化して、氣や血の流れがスムーズにいかなくなることがあります。
その滞りが、皮膚表面の色や質感に表れてくるのは、施術を通じて日々実感しているところです。

●肝のはたらきと背中の変化

東洋医学では、肝は氣の流れをコントロールする“疏泄(そせつ)”の役割を持ちます。
肝の不調は氣の滞りとなって、筋肉のこわばりや感情面の不安定さとして現れやすく、さらには体表の変色という形で訴えてくることもあります。

今回変色していたのは、ちょうど肝や胆の影響が強く出やすい背中の右側。
普段の疲れが溜まりすぎていたのか、あるいはストレスや飲食の偏りなどで肝が頑張りすぎていたのかもしれませんね。

●瘀血(おけつ)という視点から

皮膚の黒っぽい色は、瘀血のサインとも読み取れます。
瘀血とは、流れるべき血が流れにくくなって、停滞している状態。
血の流れが滞ると、そこに老廃物や熱がこもり、皮膚に黒ずみやくすみとして現れます。

とくに今回のように、深い位置にある瘀血は、背中の中央部に色の濃さとして出やすい傾向があります。
慢性的な疲労や、冷え、ストレスなど、複数の要因が重なることで、長い時間をかけてこうした変化が積み上がっていくんですね。

●皮膚の色から身体を読み解く

皮膚は、内臓や氣血の状態を映し出す“鏡”のような存在です。

・赤みが強い → 炎症や熱のこもり
・青紫色 → 瘀血や氣滞
・黄色っぽい → 湿や脾の弱り
・黒っぽい → 冷えや慢性的な血行不良、腎や肝の影響

身体の外側に出てくるサインを見逃さず、どこからのメッセージなのかを感じとることは、とても大切です。

●自分自身を整えるということ

今回、自分がモデルとなって治療を受けることで、あらためて「鍼灸師も患者であるべきだなぁ」と感じました。
人の身体を診る仕事をしているからこそ、ぼく自身も月に一、二度メンテナンスをして頂いてます。
自分の身体と向き合う時間をつくることも大切にしています。
(途中寝てしまうことも多いのは内緒ですが…)

不調は突然現れるものではなく、少しずつ蓄積された“お知らせ”の結果。
自分の背中に出たこの色も、そういった身体からのメッセージだったのかもしれません。

身体は日々変化しています。
そして、内側の変化は、必ず外側に何かしらのサインとして現れてくるものです。

皆さんも、たまにはご自身の身体の声に耳を傾けてみてくださいね。
小さなサインを見逃さず、大きな不調になる前に、ケアしていきましょう。

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