こんにちは!

すっかりお日様は初夏の陽射しですね。
そこでふと、光って真っ直ぐに進んでいるのか?と疑問にかられ、調べてみると…
どうやらそう単純なものではないようです。

ふむふむ、なるほどーー
光は直進するようでいて、その中には振動や波、時には螺旋のような動きが含まれているんですね。

以前から感じていたことなのですが。
実は、身体も、氣も、自然の流れも、すべては「円」や「螺旋」でできているのです。

 

●身体の動きは「円」と「螺旋」

たとえばパンチを出すとき。
腕は真っ直ぐに伸びるように見えますが、実は体幹をひねり、骨盤を回し、足の踏ん張りから力が連なり、全身へと伝わっていくのです。
そして腕も、必ず回旋しながら伸びていきます。

それはまるで、身体全体が「螺旋」を描きながら動いているかのようです。

筋膜のつながりを示すアナトミートレインも、直線ではなく、身体を斜めに、立体的に、螺旋状に繋いでいます。

人の身体は、直線ではなく、うねりや回旋、円の連なりでできている。
そんな実感が、臨床の現場でも日々深まっています。

●命のかたちは、深くまで「螺旋」

細胞の中にあるDNAは、二重螺旋のかたちをしています。
電子は原子核のまわりをスピンしながら回っています。

水の流れも、風も、波も、台風も、渦を巻きながら進みます。
太陽系の惑星も、太陽のまわりを回転しながら、銀河の中を螺旋を描いて進んでいます。

命の営みも、宇宙の営みも、すべて「回りながら進む」動きの中で育まれているのです。

●鍼灸の所作にも「円」がある

鍼を打つとき、鍼灸師の手は自然と円を描きます。
押し手と刺し手も、それぞれが円を描いて鍼を支え、操作します。
両手は、患部や鍼を打つ場所へとやわらかく円をつくり、包み込むような形になるのです。

鍼の操作は、直線的に力を加えるのではなく、氣を導き、巡らせ、力を生むための繊細な「円の動き」。

鍼を動かす雀啄(じゃくたく)という技にも、直線のようでいて、実は円のリズムが含まれています。
これは技術であると同時に、氣の流れを感じ取る感覚でもあるのです。

●古人の知恵に、静かな敬意を込めて

この「円」や「螺旋」の感覚は、決して新しい発見ではありません。
古来より、古武道の達人たちや、東洋医学を探求した先人たちは、この感覚を深く、深く掘り下げてきました。

剣の一振り、足の運び、呼吸の調え方。
すべてに「円」の動き、「氣の巡り」が込められています。

私たちが当たり前のように使っている手技や知恵も、その背景には、こうした先人の観察と探究があります。
そのことに思いを馳せるとき、自然と頭が下がるのは、それがただの技ではなく、命の流れに寄り添う行いなのだと感じられるからです。

●和のかたち、「円」はつながり

日本には「和」「輪」「縁」といった言葉があります。
どれも、「円」のイメージを含んでいます。

和とは、調和。
輪とは、つながり。
縁とは、人と人がつながる不思議なめぐり合わせ。

人の氣も、関係も、すべては「円」のなかにあるのですね。

●直線は結果、螺旋は過程

直線に見える動きも、その裏側には必ず「螺旋」があります。
それは、身体の中でも、自然の中でも、同じです。

そして、命はその「螺旋の過程」のなかで生まれ、育まれている。

私たちが普段見ている世界の奥には、静かにうねる流れと、調和しながら巡る氣があります。

すべては「円」でできている。
それはつまり、すべてがつながっているということなのかもしれませんね。

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