こんにちは!

2年ほど前から、蕁麻疹のようなものがちょいちょい出てくるようになって、ここ最近も少し氣になっていたところ。
何年も前に漬けてあった枇杷の葉エキスを、うちの相方さんがお風呂に入れてくれてまして。
入ってみれば、まー身体が喜ぶ氣持ちよさ!

同じく何年も前の枇杷の種エキスもありますが、久しぶりに枇杷の葉の良さを再確認しました。
以前は、鍼灸治療でも枇杷の葉灸を取り入れていたことがありましたが、皮膚疾患にも慢性疾患にも美容にも枇杷の葉は本当におすすめです。

そんなわけで今回は、すでに知ってるかもですが、知られざる枇杷の葉について綴ってみたいと思います!



●枇杷とは?

枇杷(びわ)とは、バラ科の常緑高木で、日本や中国、そしてインドなどアジアを中心に古くから親しまれてきた果樹です。
春には白く芳しい花を咲かせ、初夏には甘く瑞々しい果実を実らせます。

古来より、その実だけでなく葉や種、樹皮までが薬用として用いられてきた非常に貴重な植物であり、
とくにインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」でも、枇杷は冷却・浄化の作用がある植物として重宝されてきました。
解毒や皮膚疾患への外用、発熱や咳への内服など、幅広く利用されていたと伝えられています。

日本でも、仏教医学や民間療法の中で枇杷の力は重要視されており、
「大薬王樹(だいやくおうじゅ)」という別名で、観音信仰とも深く結びついています。

●枇杷の葉の歴史

中国の古典医学書『本草綱目』にも枇杷葉の効能が記されており、古くから漢方薬として使用されてきました。
日本でも、江戸時代の民間療法や修験道、仏教医療の中で、枇杷の葉灸や枇杷茶などが広く伝えられています。

特に弘法大師が伝えたとされる「枇杷葉療法」は、観音様の慈悲の象徴ともされ、心身の苦しみを癒す植物として扱われてきました。

●枇杷の葉(種)の効能効果

枇杷の葉には、アミグダリンという成分が含まれており、これには鎮痛・鎮咳・抗炎症などの作用があるとされています。
このため、古くから皮膚疾患、呼吸器系の不調、神経痛、リウマチ、美容など、さまざまな症状に用いられてきました。

また、種にもアミグダリンが豊富に含まれており、内服や外用で使用されることもありますが、
種は葉よりもアミグダリンの含有量が多く、取り扱いには注意が必要です。
特に内服する場合、過剰摂取は中毒のリスクもあるため、自己判断ではなく専門家の指導を受けることが大切です。
外用として使う際も、希釈の程度や使用部位に注意を払うようにしましょう。

●生活にどう取り入れたらいいか

・枇杷の葉エキスを作る
葉を焼酎などに漬け込んで数ヶ月熟成させると、万能な外用エキスが完成します。
ただし、その前に水に漬けてタワシなどで葉の裏の繊毛を丁寧に取り除く作業が必要です。
この手間をかけることで、エキスの仕上がりがぐっと良くなります。

できあがったエキスは、虫刺されや湿疹、筋肉痛などのケアに使えますし、
お風呂に少し入れると、全身がぽかぽか温まり肌もすべすべになります。

・枇杷茶を飲む
乾燥させた葉を煎じてお茶として飲むと、内側からのデトックスや胃腸の調子を整えるのに役立ちます。
とくに油ものを食べた後や、口内炎ができたときなどにおすすめです。

・枇杷の葉灸を取り入れる
鍼灸の現場でも取り入れられてきた枇杷葉灸。
これは、水に浸した生葉を皮膚にあて、その上からもぐさでお灸をする方法です。
葉を介してやさしく熱が伝わるため、火傷のリスクも少なく、心地よい温熱効果が得られます。
慢性疾患のある方や冷えやすい体質の方、美容目的にもおすすめです。

●さいごに

自然の恵みである枇杷の葉。
忙しい日々の中でつい見過ごしてしまいがちな植物ですが、
実はこんなにも多くの力を秘めているんだと、あらためて感じさせられます。

ぜひ、身近な自然療法のひとつとして、枇杷の葉を生活に取り入れてみてくださいね。

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