ホクロの世界
2025年4月19日
こんにちは!
鍼灸治療をしていると、ツボを探しているときに「あ、ちょうどいいところにホクロがある!」なんてこと、けっこうあるんです。
ちょっとした目印になるので、便利だったりするんですが(笑)
もちろん、そのホクロに直接鍼をうったりお灸をしたりはしません。
ホクロはデリケートな存在なので、しっかり避けて治療しています。
それにしても、ホクロっていろんな色や形がありますよね。
黒っぽいもの、茶色っぽいもの、ちょっと盛り上がっていたり、平らだったり。
普段はあまり気に留めないかもしれませんが、実はホクロには不思議な世界が広がっているんです。
そんなわけで今回は、ホクロについての知られざるお話をお届けしますね!

●ホクロとは?
ホクロは、医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と呼ばれています。
皮膚の中にある「メラノサイト(色素細胞)」が集まってできたもので、そこに色素が沈着することで黒や茶色の点や斑点になります。
誰にでもある、ごく一般的な皮膚の特徴のひとつですね。
赤ちゃんの頃には目立たなかったのに、年齢とともに出てくることもあります。
●ホクロはなぜ出来るのか?
ホクロができる原因には、いくつかの要素があります。
まず一つは「遺伝」。
親や家族にホクロが多いと、やはり似たようにホクロができやすい傾向があるようです。
次に「紫外線」
日差しを浴びることでメラノサイトが刺激され、色素が活発になってホクロが増えることも言われていますね。
さらに「ホルモンバランスの変化」や「ストレス」、「皮膚の摩擦」など、日常のちょっとした積み重ねも、ホクロの発生に関係していると考えられています。
●ホクロの種類
ホクロにはいくつかの種類があります。
・先天性ホクロ:生まれたときからあるホクロ。
・後天性ホクロ:成長の過程や大人になってからできるホクロ。
また、見た目でも分類されることがあります。
・平らなホクロ:皮膚に沈んだような形で、色素が広がっているタイプ。
・盛り上がったホクロ:少し膨らんだ形をしており、触れるとわかります。
・毛が生えているホクロ:まれに毛穴と重なっているものもありますね。
どれも基本的には良性のものが多いですが、中には注意が必要なものも。
●危険なホクロとは
ホクロの中には、皮膚がんの一種である「悪性黒色腫(メラノーマ)」が紛れている場合もあります。
次のような特徴がある場合は、皮膚科での受診をおすすめします。
・急に大きくなってきた
・形が左右非対称
・輪郭がぼやけている
・色がまだら(黒・茶・赤・青などが混ざる)
・出血やかゆみ、痛みがある
・表面がただれている
「いつものホクロと違うかも?」と感じたら、自己判断せず、医師に相談しましょう。
早期発見がとても大切です。
●ホクロには鍼やお灸を直接しない理由
ホクロは皮膚の色素細胞(メラノサイト)が集まった部分です。
そこに刺激を与えると、色素が濃くなったり、炎症を起こすことがあります。
なぜ炎症が起きるのかというと、ホクロの細胞はもともと普通の皮膚よりも繊細で、過剰な刺激に反応しやすい性質を持っているためです。
鍼の刺激やお灸の熱が加わることで、局所の組織がダメージを受けたり、免疫反応が過剰に働いて赤くなったり腫れたりすることがあるのです。
とくに盛り上がったホクロや、色が濃いものは、その変化に注意が必要です。
そのため鍼灸では、ホクロがツボの位置にあった場合でも、無理に刺激せず、少しずらして安全にアプローチしています。
●ホクロの位置でわかること
東洋では昔から、「ホクロの位置にはその人の性格や運勢があらわれる」とされ、人相学の一分野として「ホクロ占い」が親しまれてきました。
東洋人相学では、ホクロは「氣の吹き出し口」とも考えられており、そこに現れる色や位置から、その人の運勢の傾向、感情のクセ、エネルギーの流れなどが読み取れるとされています。
もちろん占いの世界のお話なので、医学的な根拠があるわけではありませんが、体にあらわれる印を通して、自分を見つめ直すきっかけにもなるし面白いですよね。
●おわりに
ホクロは、誰にでもあるとても身近な存在ですが、実はそのひとつひとつに個性があって、注意深く見てみるといろんなことが分かってきます。
鍼灸の現場でも、ツボの位置を探るときに出会うホクロ。
ちょっとした目印になってくれることもありますが、同時に「皮膚のサイン」としての重要性も感じています。
日々のセルフケアのなかでも、ホクロの変化にもほんの少し目を向けてみてくださいね。
身体は、いろんなかたちで「今の状態」を教えてくれています。
あなたの身体と、やさしく向き合うきっかけになれば嬉しいです。
#楽体
#癒し隠れ家楽体
#鍼灸
#鍼灸師
#自然療法
#自然治癒力
#免疫力
#予防医学
#氣
#健康
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静岡市清水区の鍼灸治療院、鍼灸療術 癒し隠れ家 楽体です。
狐ヶ崎駅より徒歩五分。
鍼灸の古典理論から西洋医学の解剖生理学に根拠をおき、その東洋医学と西洋医学を融合させた長野式鍼灸治療をメインに、ベビーてい鍼による小児鍼、吸い玉療法、整体療術、光線治療、ハーブテントでよもぎ蒸し・モリンガ蒸しもご利用頂けます。
肩こり 腰痛 首痛 背部痛 顎関節症 膝痛 神経痛 歪み 骨格骨盤矯正 体質改善 アレルギー 慢性疾患 難治性疾患 慢性性疾患 妊活 妊婦ケア 産後ケア 温活etc.
その他辛い症状に対応します。
鍼灸治療をしていると、ツボを探しているときに「あ、ちょうどいいところにホクロがある!」なんてこと、けっこうあるんです。
ちょっとした目印になるので、便利だったりするんですが(笑)
もちろん、そのホクロに直接鍼をうったりお灸をしたりはしません。
ホクロはデリケートな存在なので、しっかり避けて治療しています。
それにしても、ホクロっていろんな色や形がありますよね。
黒っぽいもの、茶色っぽいもの、ちょっと盛り上がっていたり、平らだったり。
普段はあまり気に留めないかもしれませんが、実はホクロには不思議な世界が広がっているんです。
そんなわけで今回は、ホクロについての知られざるお話をお届けしますね!

●ホクロとは?
ホクロは、医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と呼ばれています。
皮膚の中にある「メラノサイト(色素細胞)」が集まってできたもので、そこに色素が沈着することで黒や茶色の点や斑点になります。
誰にでもある、ごく一般的な皮膚の特徴のひとつですね。
赤ちゃんの頃には目立たなかったのに、年齢とともに出てくることもあります。
●ホクロはなぜ出来るのか?
ホクロができる原因には、いくつかの要素があります。
まず一つは「遺伝」。
親や家族にホクロが多いと、やはり似たようにホクロができやすい傾向があるようです。
次に「紫外線」
日差しを浴びることでメラノサイトが刺激され、色素が活発になってホクロが増えることも言われていますね。
さらに「ホルモンバランスの変化」や「ストレス」、「皮膚の摩擦」など、日常のちょっとした積み重ねも、ホクロの発生に関係していると考えられています。
●ホクロの種類
ホクロにはいくつかの種類があります。
・先天性ホクロ:生まれたときからあるホクロ。
・後天性ホクロ:成長の過程や大人になってからできるホクロ。
また、見た目でも分類されることがあります。
・平らなホクロ:皮膚に沈んだような形で、色素が広がっているタイプ。
・盛り上がったホクロ:少し膨らんだ形をしており、触れるとわかります。
・毛が生えているホクロ:まれに毛穴と重なっているものもありますね。
どれも基本的には良性のものが多いですが、中には注意が必要なものも。
●危険なホクロとは
ホクロの中には、皮膚がんの一種である「悪性黒色腫(メラノーマ)」が紛れている場合もあります。
次のような特徴がある場合は、皮膚科での受診をおすすめします。
・急に大きくなってきた
・形が左右非対称
・輪郭がぼやけている
・色がまだら(黒・茶・赤・青などが混ざる)
・出血やかゆみ、痛みがある
・表面がただれている
「いつものホクロと違うかも?」と感じたら、自己判断せず、医師に相談しましょう。
早期発見がとても大切です。
●ホクロには鍼やお灸を直接しない理由
ホクロは皮膚の色素細胞(メラノサイト)が集まった部分です。
そこに刺激を与えると、色素が濃くなったり、炎症を起こすことがあります。
なぜ炎症が起きるのかというと、ホクロの細胞はもともと普通の皮膚よりも繊細で、過剰な刺激に反応しやすい性質を持っているためです。
鍼の刺激やお灸の熱が加わることで、局所の組織がダメージを受けたり、免疫反応が過剰に働いて赤くなったり腫れたりすることがあるのです。
とくに盛り上がったホクロや、色が濃いものは、その変化に注意が必要です。
そのため鍼灸では、ホクロがツボの位置にあった場合でも、無理に刺激せず、少しずらして安全にアプローチしています。
●ホクロの位置でわかること
東洋では昔から、「ホクロの位置にはその人の性格や運勢があらわれる」とされ、人相学の一分野として「ホクロ占い」が親しまれてきました。
東洋人相学では、ホクロは「氣の吹き出し口」とも考えられており、そこに現れる色や位置から、その人の運勢の傾向、感情のクセ、エネルギーの流れなどが読み取れるとされています。
もちろん占いの世界のお話なので、医学的な根拠があるわけではありませんが、体にあらわれる印を通して、自分を見つめ直すきっかけにもなるし面白いですよね。
●おわりに
ホクロは、誰にでもあるとても身近な存在ですが、実はそのひとつひとつに個性があって、注意深く見てみるといろんなことが分かってきます。
鍼灸の現場でも、ツボの位置を探るときに出会うホクロ。
ちょっとした目印になってくれることもありますが、同時に「皮膚のサイン」としての重要性も感じています。
日々のセルフケアのなかでも、ホクロの変化にもほんの少し目を向けてみてくださいね。
身体は、いろんなかたちで「今の状態」を教えてくれています。
あなたの身体と、やさしく向き合うきっかけになれば嬉しいです。
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