頭に熱がこもり、足が冷えるあなたへ
2025年4月18日
こんにちは!
日々の臨床の中で、
「夜に目が覚めて眠れない」
「頭が熱い感じがしてボーッとする」
「足元はいつも冷えている」
そんなお悩みをよく伺います。
特に更年期世代や、日中から考えすぎてしまう方、イライラしやすい方に多いこの症状ですが、東洋医学では「熱が上にこもり、冷えが下にたまる」上熱下寒の状態と考えます。
熱(陽の氣)が頭や上半身に集まり、逆に下半身の冷え(陰の不足)が進んでいるバランスの崩れた状態ですね。
というわけで今回は、そんなお悩みの原因を、現代医学と東洋医学の視点からやさしく解説し、自宅でできるセルフケアやお灸のツボもご紹介します。

●その不調、どこから来てるの?
【現代医学の視点】
自律神経が乱れることで、体温調整がうまくいかなくなり、交感神経が優位になると、頭部の血流が過剰になって熱を感じ、
一方、手足の血管は収縮して冷えを感じます。
また、ホルモンバランスの変化(特に更年期)によっても、睡眠や体温調整に影響が出やすくなります。
【東洋医学の視点】
このタイプの方は、東洋医学でいう「陰虚タイプ」に多くみられます。
「陰」とは、体を潤し冷ます働きを持つエネルギーです。
それが不足すると、身体の上部(特に頭)に「虚熱」という余分な熱がこもり、逆に下半身は冷えてしまう状態になります。
夜中の覚醒、のぼせ、イライラ、ほてり、喉の乾きなどもこのタイプの特徴です。
●百会の不思議なスッキリ感
そんな頭に熱がこもるタイプの方に、ぜひ試していただきたいツボが【百会】です。
頭のてっぺんにあるこのツボは、陽の氣が集まりやすい頭部の中で唯一、陰の氣が流れる場所。
だからこそ、お灸をすると余分な熱が抜け、まるで頭のフタが開いたようにスッキリする感覚があります。
さらに百会は、自律神経のバランス調整にも優れた効果があります。
「最近、ストレスで身体のオンオフがうまく切り替わらないな…」という時にぴったりです。
●足元を温めるツボたち
頭にこもった熱を下げるには、「頭寒足熱」が基本です。
そのためにおすすめの足のツボをご紹介します。
・ 太谿(たいけい)
内くるぶしとアキレス腱の間にあるツボ。
腎經の原穴であり、腎を補い、足元を深く温めてくれます。
「腎」は東洋医学で生命力・ホルモン・成長・老化・冷えと深く関係しています。
足元が冷えて疲れやすい、夜トイレが近い、更年期の不調がある方には特におすすめ。
太谿にお灸をすることで、身体の“根の力”がじわっと湧き上がるような感覚が期待できます。
・ 三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの上、指4本分あたりの脛の内側にあるツボ。
ここは肝・脾・腎という3つの「陰」の経絡が交わる場所であり、特に女性にとって大切なツボです。
・月経不順やPMS
・更年期症状
・冷え性
・むくみや胃腸の不調
など、女性の不調全般に働きかける万能ツボです。
ここを温めることで、身体の深部の氣血水のバランスが整い、全身が巡りやすくなります。
●セルフケアのすすめ
上記のツボにお灸や指圧をするのがおすすめです。
心地よいと感じる程度の温度で、リラックスした時間に行ってみてください。
また、次のようなセルフケアも効果的ですよ。
・深呼吸と軽いストレッチ
・湯船にしっかりつかる
・考え事を紙に書き出す(頭の中を整理)
・カフェインや刺激物を控える
・足湯で下半身の血流アップ
●最後に
体の不調は、氣のバランスの乱れから始まることがよくあります。
とくに「頭熱足寒」の状態は、自分で意識して整えていくことがとても大切です。
「上は涼しく、下はぽかぽか」を合言葉に、毎日を氣持ちよく過ごせるよう、ゆっくりと身体のバランスを整えていきましょう。
#楽体
#癒し隠れ家楽体
#鍼灸
#鍼灸師
#自然療法
#自然治癒力
#免疫力
#予防医学
#氣
#健康
―――――――――――――――――――――――
・インスタはプロフィール欄からHPへ
・「静岡 楽体」で検索
―――――――――――――――――――――――
静岡市清水区の鍼灸治療院、鍼灸療術 癒し隠れ家 楽体です。
狐ヶ崎駅より徒歩五分。
鍼灸の古典理論から西洋医学の解剖生理学に根拠をおき、その東洋医学と西洋医学を融合させた長野式鍼灸治療をメインに、ベビーてい鍼による小児鍼、吸い玉療法、整体療術、光線治療、ハーブテントでよもぎ蒸し・モリンガ蒸しもご利用頂けます。
肩こり 腰痛 首痛 背部痛 顎関節症 膝痛 神経痛 歪み 骨格骨盤矯正 体質改善 アレルギー 慢性疾患 難治性疾患 慢性性疾患 妊活 妊婦ケア 産後ケア 温活etc.
その他辛い症状に対応します。
日々の臨床の中で、
「夜に目が覚めて眠れない」
「頭が熱い感じがしてボーッとする」
「足元はいつも冷えている」
そんなお悩みをよく伺います。
特に更年期世代や、日中から考えすぎてしまう方、イライラしやすい方に多いこの症状ですが、東洋医学では「熱が上にこもり、冷えが下にたまる」上熱下寒の状態と考えます。
熱(陽の氣)が頭や上半身に集まり、逆に下半身の冷え(陰の不足)が進んでいるバランスの崩れた状態ですね。
というわけで今回は、そんなお悩みの原因を、現代医学と東洋医学の視点からやさしく解説し、自宅でできるセルフケアやお灸のツボもご紹介します。

●その不調、どこから来てるの?
【現代医学の視点】
自律神経が乱れることで、体温調整がうまくいかなくなり、交感神経が優位になると、頭部の血流が過剰になって熱を感じ、
一方、手足の血管は収縮して冷えを感じます。
また、ホルモンバランスの変化(特に更年期)によっても、睡眠や体温調整に影響が出やすくなります。
【東洋医学の視点】
このタイプの方は、東洋医学でいう「陰虚タイプ」に多くみられます。
「陰」とは、体を潤し冷ます働きを持つエネルギーです。
それが不足すると、身体の上部(特に頭)に「虚熱」という余分な熱がこもり、逆に下半身は冷えてしまう状態になります。
夜中の覚醒、のぼせ、イライラ、ほてり、喉の乾きなどもこのタイプの特徴です。
●百会の不思議なスッキリ感
そんな頭に熱がこもるタイプの方に、ぜひ試していただきたいツボが【百会】です。
頭のてっぺんにあるこのツボは、陽の氣が集まりやすい頭部の中で唯一、陰の氣が流れる場所。
だからこそ、お灸をすると余分な熱が抜け、まるで頭のフタが開いたようにスッキリする感覚があります。
さらに百会は、自律神経のバランス調整にも優れた効果があります。
「最近、ストレスで身体のオンオフがうまく切り替わらないな…」という時にぴったりです。
●足元を温めるツボたち
頭にこもった熱を下げるには、「頭寒足熱」が基本です。
そのためにおすすめの足のツボをご紹介します。
・ 太谿(たいけい)
内くるぶしとアキレス腱の間にあるツボ。
腎經の原穴であり、腎を補い、足元を深く温めてくれます。
「腎」は東洋医学で生命力・ホルモン・成長・老化・冷えと深く関係しています。
足元が冷えて疲れやすい、夜トイレが近い、更年期の不調がある方には特におすすめ。
太谿にお灸をすることで、身体の“根の力”がじわっと湧き上がるような感覚が期待できます。
・ 三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの上、指4本分あたりの脛の内側にあるツボ。
ここは肝・脾・腎という3つの「陰」の経絡が交わる場所であり、特に女性にとって大切なツボです。
・月経不順やPMS
・更年期症状
・冷え性
・むくみや胃腸の不調
など、女性の不調全般に働きかける万能ツボです。
ここを温めることで、身体の深部の氣血水のバランスが整い、全身が巡りやすくなります。
●セルフケアのすすめ
上記のツボにお灸や指圧をするのがおすすめです。
心地よいと感じる程度の温度で、リラックスした時間に行ってみてください。
また、次のようなセルフケアも効果的ですよ。
・深呼吸と軽いストレッチ
・湯船にしっかりつかる
・考え事を紙に書き出す(頭の中を整理)
・カフェインや刺激物を控える
・足湯で下半身の血流アップ
●最後に
体の不調は、氣のバランスの乱れから始まることがよくあります。
とくに「頭熱足寒」の状態は、自分で意識して整えていくことがとても大切です。
「上は涼しく、下はぽかぽか」を合言葉に、毎日を氣持ちよく過ごせるよう、ゆっくりと身体のバランスを整えていきましょう。
#楽体
#癒し隠れ家楽体
#鍼灸
#鍼灸師
#自然療法
#自然治癒力
#免疫力
#予防医学
#氣
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静岡市清水区の鍼灸治療院、鍼灸療術 癒し隠れ家 楽体です。
狐ヶ崎駅より徒歩五分。
鍼灸の古典理論から西洋医学の解剖生理学に根拠をおき、その東洋医学と西洋医学を融合させた長野式鍼灸治療をメインに、ベビーてい鍼による小児鍼、吸い玉療法、整体療術、光線治療、ハーブテントでよもぎ蒸し・モリンガ蒸しもご利用頂けます。
肩こり 腰痛 首痛 背部痛 顎関節症 膝痛 神経痛 歪み 骨格骨盤矯正 体質改善 アレルギー 慢性疾患 難治性疾患 慢性性疾患 妊活 妊婦ケア 産後ケア 温活etc.
その他辛い症状に対応します。