こんにちは!

「炎症」と聞くと、腫れや痛み、熱感などを思い浮かべ、「早く鎮めなければ!」と思うかもしれません。
しかし、急性炎症は本来、體を守るために必要なものです。

例えば、スポーツ選手が捻挫したとき、患部が赤く腫れるのは血流が増えて損傷部位を修復しようとしている証拠。
こうした炎症反応が適切に起こることで、損傷した組織の回復が早まります。
ただし、急性炎症の場合、過剰な腫れや痛みを抑えるためにアイシングや適切なケアが必要になることもあります。

問題なのは、慢性的に炎症が続くこと。
長期間炎症が続くと、組織がダメージを受けたり、生活習慣病や自己免疫疾患のリスクが高まります。
では、炎症とはそもそも何なのか? どのように対処すればよいのでしょうか?



●炎症とは何か? その役割とメカニズム

炎症は、細菌やウイルス、怪我、ストレスなどの刺激に対する生体の防御反応です。
炎症が起こることで、免疫細胞が活性化し、異物の排除や損傷組織の修復が行われます。

炎症の典型的なサインとして、以下の五大徴候があります。

1. 発赤 … 炎症部位の血流が増えて赤くなる
2. 熱感 … 代謝が活発になり、局所の温度が上がる
3. 腫脹 … 血管透過性が上がり、組織液が滲み出ることで腫れる
4. 疼痛 … 炎症物質が神経を刺激し、痛みが発生する
5. 機能障害 … 炎症による腫れや痛みで関節や筋肉が動かしづらくなる

このように炎症は、體の防御システムとして重要な役割を担っているのです。
しかし、炎症が長引くと、慢性炎症へと移行し、體に悪影響を及ぼします。

●慢性炎症が引き起こす健康リスク

慢性炎症は、氣づかないうちに體の中で静かに進行する炎症です。
急性炎症と違い、目立った痛みや腫れがないため、自覚しづらいのが特徴。

しかし、慢性炎症が続くと、次のようなリスクが高まります。

1. 動脈硬化・心血管疾患 … 血管の慢性炎症が、血栓や高血圧の原因に
2. 糖尿病 … インスリン抵抗性が増し、血糖値のコントロールが乱れる
3. 自己免疫疾患 … リウマチや膠原病など、免疫の暴走が引き金に
4. アレルギー症状 … 氣道や皮膚の炎症が続き、アレルギーが悪化
5. 脳の炎症 … 認知症やうつ病のリスクが高まる

このように、慢性炎症はさまざまな疾患の根本的な原因となるため、炎症を放置せず、適切にコントロールすることが大切です。

●慢性炎症を抑えるためにできること

慢性炎症を防ぐためには、日常生活の中で炎症を引き起こす要因を減らし、體の回復力を高めることが重要です。

1. 食生活を整える
・ 抗酸化作用のある食品(緑黄色野菜・ベリー類・ナッツ)を摂る
・ オメガ3脂肪酸(青魚・亜麻仁油・えごま油)を摂る
・ 精製糖や加工食品を控え、腸内環境を整える

2. 良質な睡眠をとる
・ 睡眠不足は炎症を悪化させるため、6~8時間の睡眠を確保
・ 寝る前のスマホやカフェインを控え、副交感神経を優位に

3. ストレスを溜め込まない
・ 適度な運動や深呼吸でリラックス
・ 自然の中で過ごす時間をつくる

そして、慢性炎症を根本から整える方法として、鍼灸が注目されています。

●鍼灸が慢性炎症を抑える理由

慢性炎症を抑えるために、東洋医学の鍼灸は非常に有効な手段のひとつです。

1. 氣血の巡りを改善
氣の流れが滞ると、局所的な血行不良や老廃物の滞りが起こり、慢性炎症につながります。
鍼灸によって氣血の巡りを改善することで、炎症が起こりにくい體質へと導きます。

2. 自律神経を整え、ストレスを軽減
ストレスは慢性炎症の大きな原因のひとつ。
鍼灸は副交感神経を優位にし、リラックス効果をもたらすことで、炎症を鎮める働きがあります。

3. 免疫バランスの調整
東洋医学では、「過不足なく調和した免疫反応」が健康の鍵と考えます。
過剰な免疫反応(アレルギーや自己免疫疾患)を抑え、不足している免疫力(感染防御)を補うことで、炎症が必要以上に長引くのを防ぎます。

4. 粘膜の炎症を鎮め、本来の潤いを取り戻す
東洋医学では、粘膜の健康は「津液(しんえき)」という體内の潤いをつかさどるシステムによって維持されていると考えます。
この津液をスムーズに巡らせるためには、「脾」の働きが重要です。

脾が弱ると津液の生成や運搬が滞り、粘膜が乾燥しやすくなり、慢性的な炎症が続きやすくなります。
鍼灸では、脾を補い、津液の巡りを整えることで、粘膜を本来の潤いのある状態へと導きます。
結果として、喉や鼻、消化管などの炎症が和らぎ、粘膜のバリア機能が高まることで、炎症が起こりにくい體質へと変わっていきます。

炎症と上手に付き合い、健康な體を維持しよう
炎症は體を守る大切な防御反応ですが、長引かせないことが重要。
鍼灸や東洋医学を活用しながら、炎症を適切にコントロールし、健康な體を維持していきましょう。

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