こんにちは!

Okey Dokey!(オーキードーキー)

これ、英語でくだけた言い回しで「了解だよーん!」みたいなノリなんだけど、どんな意味合いかとググってみたら「合点承知の助!」にツボりました楽体です。

そんなわけで、今回は体のドキドキ=動悸についてお話していきます。

恋をして胸が高鳴るあの感覚から、怖いときにドクンと跳ね上がる心拍数、さらにはちょっと心配な健康のサインとしての動悸まで…。
鍼灸師の私が、医学的な視点と東洋醫學の考え方をミックスして、わかりやすく解説します!




●そもそも「動悸」って何?

「動悸」という言葉、普段何気なく使っていますが、語源をたどると「心が動いて悸(おどろ)く」という意味。

「動」:心が大きく揺れ動く
「悸」:ビクッと驚いたりドキドキする心の動き
つまり、動悸は単なる心拍数の変化だけでなく、心の揺れ動きそのものも表しているんですね。

では、このドキドキの正体は何なのでしょう?

●医学的に見る動悸の原因とは?

動悸には、一時的な生理現象から病気のサインまで、さまざまな原因が考えられます。

1. 生理的な動悸(正常な反応)
誰にでも起こる、ごく普通の「ドキドキ」です。

・運動後:体が酸素を多く必要とするため、心拍数が上昇
・緊張、ストレス:大事なプレゼン前や試験中など、交感神経が刺激されて心拍数UP
・カフェインやアルコールの摂取:神経系が刺激され、心臓がドキドキ

これらは一時的で、安静にすると自然とおさまります。

2. 病気が関係する動悸(注意が必要なサイン)

・不整脈:心臓の電気信号の乱れ。突然の激しい動悸や脈の乱れが特徴
・貧血:血液中の酸素が足りず、心臓が頑張ってドキドキ
・甲状腺機能亢進症:新陳代謝が過剰に活発になり、安静時でも動悸が続く
・心不全、心筋症:心臓のポンプ機能が低下して、少しの動きでも動悸や息切れが出る

3. 薬の副作用による動悸

意外と見落とされがちなのが、薬の副作用による動悸です。
特に、交感神経系に作用する薬や心拍数に影響を与える薬は注意が必要です。

【動悸を引き起こしやすい薬の例】
・気管支拡張薬(β2刺激薬):喘息やCOPD治療薬 (例:サルブタモール、テオフィリン)
・甲状腺ホルモン製剤:甲状腺機能低下症の治療薬 (例:レボチロキシン)
・抗うつ薬(三環系、SSRI、SNRI):自律神経への影響で動悸が出ることも (例:アミトリプチリン、フルオキセチン)
・利尿薬:電解質異常で不整脈や動悸を誘発 (例:フロセミド)
・カフェイン含有薬、栄養ドリンク:過剰摂取で心臓がバクバク

●ポイント

新しい薬を飲み始めた後、または用量変更後に動悸が出た場合は要注意です。
自己判断で薬を中止せず、必ず医師や薬剤師に相談してください。

●東洋医学から見た動悸の考え方

東洋医学では、動悸は単なる心臓の問題ではなく、氣・血・津液(しんえき) のバランスの乱れとして捉えます。

◎「心(しん)」の不調だけじゃない?

・心氣虚(しんききょ):心を動かすエネルギー(氣)が不足し、疲れやすく軽い動悸が続く
・心血虚(しんけつきょ):血が不足して心が養われず、不安感や不眠も伴う
・痰濁(たんだく)、水飲(すいいん):体内の余分な水分が心の周りに停滞し、バクバクした強い動悸に
・肝氣鬱結(かんきうっけつ):ストレスで氣の流れが滞り、胸が詰まったような不快感と動悸

◎瘀血(おけつ)による動悸

瘀血(おけつ) とは、体内の血(けつ)が滞り、ドロドロと流れが悪くなっている状態。
瘀血が心や胸の周辺に停滞すると、圧迫感やズキズキするような動悸が起こることがあります。

【瘀血による動悸の特徴】

・胸の締め付け感や刺すような痛みを伴う
・夜間や安静時に悪化しやすい
・唇や爪が紫色っぽくなることも

瘀血は、単なる「血流の問題」ではなく、心血管疾患のリスクを示すサインになることも。
特に、胸痛や息苦しさを伴う場合はすぐに医療機関へ。

鍼灸では、瘀血改善のために氣血の流れを整える施術を行います。
氣滞(きたい)と瘀血が複雑に絡むことも多く、個別の体質に合わせた治療が大切です。

●恋するドキドキと恐怖のドキドキーその違いとは?

動悸は病気のサインになることもあれば、恋の始まりや恐怖体験でも感じることがありますよね。

◎恋するドキドキ

胸が高鳴る恋のドキドキは、幸せホルモン「ドーパミン」や、ときめきホルモン「オキシトシン」の影響です。
交感神経が程よく刺激され、心拍数が上がりますが、心地よい緊張感として感じることが多いのが特徴です。

◎恐怖のドキドキ

一方、怖い体験をしたときのドキドキは、ストレスホルモン「アドレナリン」の働き。
命の危険を察知したとき、瞬時に心拍数を上げて「逃げる準備」をする防衛本能です。

このように、同じ「ドキドキ」でも背景は全く違うんですねー。
恋のドキドキは楽しんでOK、でも原因不明の動悸は慎重に見極めることが大切です。

●動悸へのセルフケアと鍼灸のアプローチ

動悸を感じたときの対処法として、以下のポイントを参考にしてください。

【セルフケアのポイント】

・深呼吸:ゆっくりと腹式呼吸で自律神経を整える
・姿勢を正す:胸を開いて呼吸を楽にする
・ストレス発散:軽い運動や趣味でリラックス
・カフェインやアルコールを控える:過剰摂取は動悸を悪化させることがあります

【鍼灸のアプローチ】

氣血の巡りを改善し、自律神経を整える
瘀血や氣滞に対して経絡を通じて調整する
個々の体質や症状に合わせた施術で、根本的な体質改善を目指します。

●おわりに

動悸という体のサインには、恋のときめきから命に関わる病気まで、さまざまな背景があります。

短時間でおさまる動悸は、一時的なものとして様子を見て、胸の痛み、息切れ、失神、冷や汗を伴う場合はすぐに病院へ!

心と体のバランスを整えるためにも、気になる症状は放置せず、適切なケアを心がけましょう。
鍼灸は、そんな不調の「グレーゾーン」に寄り添うことができる療法です。

あなたのドキドキが、「心地よいときめき」だけでありますように。

Okey Dokey!

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