冬至巡礼の旅 2024

こんにちは!

今年も毎年恒例の冬至巡礼の旅に行ってきました。
今回は従兄弟の兄ちゃんの息子も一緒に参加し、旅の道中では笑いあり、語らいありで、心温まる時間を過ごせて良かったです。
伊勢の神々にご挨拶する冬至の旅――
今回はその旅の様子を、神社の由緒や旅の楽しみも交えて綴ってみました。



●椿大神社(鈴鹿市)
最初に訪れたのは、鈴鹿市にある椿大神社。
こちらは猿田彦大神(道案内の神様)を主祭神とする神社で、古くから「道開きの神」として多くの人に親しまれています。
この日は朝の光が差し込み、暖かさを感じるほどの穏やかな天氣でして、清々しい氣持ちでご挨拶を済ませました。
こちらは特に大好きな場所で、いつ訪れても、神社全体を包む優しい空氣感が本当に癒されます。

●伊雑宮(志摩市)
次に訪れたのは、志摩市の伊雑宮さん。
伊勢神宮の別宮で、天照大御神の御魂(みたま)を祀る重要な神社です。
度会郡大紀町の瀧原宮とともに、「天照大神の遙宮(とおのみや)」と呼ばれていて、昔から「鎮守の杜(もり)」として地域を守る存在でした。
伊雑宮へ来ると必ず立ち寄るのが、うな丼専門店「中六」さん!
ご飯全体に染み込むタレと、ぷりぷりの鰻が絶品です。
旅の疲れも吹き飛ぶ美味しさですよ。

●二見浦夫婦岩
その後は二見浦の夫婦岩へ。
こちらの夫婦岩は、古くから神聖な信仰の対象とされており、東の遥か彼方にある理想郷「常世の国」から訪れる神々が最初に寄りつく場所とされる興玉神石(おきたましんせき)を拝むため、その門として夫婦岩が見立てられました。
夫婦岩の間には注連縄が張られ、これは神の世界と人間の世界を隔てる結界としての役割を果たしています。
また、夫婦岩は「縁結びの象徴」として有名で、夫婦や家族で訪れる方も多いスポットです。
例年は寒風と荒波が印象的ですが、この日は穏やかな海が広がっていました。
しばし潮風を感じながら自然のエネルギーを受けながら過ごせました。

●冬至当日:外宮(豊受大神宮)
冬至当日は、まだ夜明け前に外宮(豊受大神宮)へ。
外宮は「衣食住を守る神様」として、産業や生活の基盤を支える豊受大御神をお祀りしています。
星空が美しい早朝にも関わらず、多くの方が参拝されていました。
例年の寒さと覚悟していたのですが、この日の外宮はそこまで冷え込むこともなく、冬至らしからぬ朝でした。

●内宮(皇大神宮)
続いて訪れたのは内宮(皇大神宮)です。
こちらは言わずとしれた天照大御神をお祀りする日本の中心とも言える場所です。
五十鈴川で手を清め、瀧祭神(たきまつりのかみ)や風日祈宮(かざひのみのみや)へご挨拶を済ませた後、内宮本殿で天照大御神に感謝の氣持ちを捧げます。
しかし、外宮とは打って変わりここでは冷え込みが厳しく、まさに体が引き締まる思いでした。

●月讀宮(伊勢市)
内宮を後にし、早朝のまだほとんどの店が閉まっているおはらい町通りで、赤福と伊勢うどん+手こね寿司を頂いて少し身体を温めたら、次は月讀宮さんへ。
こちらには天照大御神の弟神、月読尊が祀られています。
月の満ち欠けを司り、暦や夜の守護神として崇敬される神様ですね。
また、ここには月読尊の御親神である伊弉諾尊と伊弉冉尊も並んで祀られています。
こちらは人も少なく、静かな境内で心落ち着くひと時を過ごしました。

●倭姫宮
次に訪れたのは倭姫宮さん。
天照大御神を伊勢の地にお連れした倭姫命をお祀りしています。
伊勢の伝承を繋ぐ神様ですね。
この神社を訪れると、伊勢の地に伝わる長い歴史に思いを馳せることができます。

●瀧原宮(大紀町)
最後に向かったのは、瀧原宮さん。
こちらは内宮よりも先に天照大御神を祀ったという伝承がある場所です。
境内は神聖な空氣に満ちており、参道の大きな杉の木が捻れているほどの強いエネルギーを感じることが出来ます。
こちらへ向かう道中、雨が本降りになってきたのですが、到着するやいなやポツポツとした小雨になり、むしろ幽玄な雰囲氣に包まれて氣持ちよく参拝できて良かったです。
こうして今年の冬至巡礼も無事に終えることができました。

2024年も残りわずかですが、皆さまにとって新しい年が素晴らしいものになりますように心から願っております!
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