寿命の話
2024年12月7日
こんにちは!
先日、往診先でご高齢の患者さんと「寿命」についてお話しする機会がありました。
「60歳までは元氣だったけど、70を超えたら身体が一気にガタ来るよ」とか、
「江戸時代の平均寿命は50歳くらいだったんだって」といった会話から、
「人間って本来どのくらい生きることが可能なんだろう?」という話題で盛り上がりました。
例えるなら、私たちの身体は車のようなもの。
60代までは元氣に走り続けられたけど、70代はもうクラシックカーですよ、なんて話も。
今では病院へ行くのが仕事みたいになっちゃってるけど、最後まで元氣に人生を楽しむためには、やっぱり定期的に身体をメンテナンスしなくちゃダメだね!と強く仰られていました。
今回はそんな「寿命」について、歴史や現代のデータを見ながら考えてみたいと思います。
1. 過去と現在の寿命の違い:平均寿命の進化
江戸時代の平均寿命は、実際には30から50歳と短いものでした。
ただし、これは乳幼児死亡率が非常に高かったことが主な理由で、一度成人すると60歳や70歳まで生きる人も少なくなかったようです。
一方、現代日本の平均寿命は、2023年時点で
・男性:81.6歳
・女性:87.0歳
これほど長寿になった背景には、医療の進歩、衛生状態の向上、栄養状態の改善があります。
ただし、寿命が延びる一方で、「健康寿命」と「平均寿命」の差も問題視されています。
健康寿命とは、自立して生活できる期間のこと。
これが短いと、せっかく長生きしても病氣や介護に苦しむ時間が増えてしまうのです。
2. 死因トップ3:何が命を奪うのか?
現在、日本の死因トップ3は以下の通りです。
1. 悪性新生物(癌) – 全体の約25%を占め、依然として最も多い死因です。
2. 心疾患(主に心筋梗塞や心不全) – 約15%で第2位に位置しています。
3. 老衰 – 約12%で第3位となっています。
これは他の明確な疾患がない高齢者の自然死として分類されます。
老衰が第3位というのは、平均寿命の延びにより高齢者の割合が増えたことや、他の疾患による死亡を予防する医療技術が進んだことが大きな要因なんだそうです。
老衰は一般的に、大きな苦痛を伴わずに自然な形で命を全うするものとされています。
一方で、交通事故や自殺といった外因死は割合的に少なく、不慮の事故が7位、自殺はさらに下位に位置しています。
その他の死因順位(2023年データ)
4位:脳血管疾患(約6.6%)
5位:肺炎(約4.8%)
6位:誤嚥性肺炎(約3.8%)
7位:不慮の事故(約2.8%)
このように、医療の進歩と高齢化の影響で、疾患による死亡率が一部減少する中、老衰が目立つ結果となっています。
寿命の長さはもちろん個人差がありますが、天命を全うするまで「健康寿命」を伸ばすことが重要です。
そのためには、定期的な身体のメンテナンスや生活習慣の見直し、生きがいを持つことなどが鍵となります。
3. 人間は本来どれくらい生きるのか?
科学的には、人間の寿命は120歳前後が限界だと考えられています。
実際、世界最高齢記録はフランスのジャンヌ・カルマンさんの122歳164日。
この記録を超えることは難しいかもしれませんが、
健康寿命を延ばす努力次第で「天命を全うする」人生は可能です。
4. 天命を全うするために大切なこと
寿命の長さは人それぞれですが、
心も身体も健康でいることが幸せな人生を送る鍵だと思います。
そして、それを実現するためには次の3つがポイントになります。
(1) 定期的なメンテナンス
車のように、人の身体もメンテナンスが必要です。
例えば鍼灸は、氣血の巡りを良くし全体のバランスを整えることで、身体の治癒力を高めるためのチカラを賦活させる手段として大変有効です。
特に今の季節、疲れや冷えを溜め込まず、早めに対処することが大切です。
(2) ストレスの管理
寿命だけでなく、心の健康もまた幸せの一部です。
散歩や自然の中で過ごす時間、趣味を楽しむことなど、「心のメンテナンス」も意識してみましょう。
(3) 生活習慣を見直す
バランスの取れた食事、適度な運動、質の良い睡眠は寿命を延ばす基本です。
また、食材に氣をつけて、過去の日本人のようなシンプルな食生活を取り入れることで、現代病のリスクを減らすことも可能です。
●最後に
身体は乗り物と例えましたが、ただ「長く走る」だけでなく、「どう楽しむか」が重要だと思います。
定期的なメンテナンスと心身の健康を大切にして、毎日を心地よく過ごすことが、天命を全うするための秘訣ではないでしょうか。
私たち鍼灸師は、そんな健康寿命をサポートするお手伝いができます。
ぜひ、定期的なメンテナンスを取り入れて、クラシックカーのように人生を味わい尽くしてみてはいかがでしょうか?
#楽体
#癒し隠れ家楽体
#静岡市
#清水区
#鍼灸
#静岡市鍼灸
#長野式鍼灸治療
#静岡長野式
#静岡市清水区鍼灸
#静岡市清水区長野式
#静岡市清水区ベビーてい鍼
#静岡市清水区小児鍼
#静岡市清水区吸い玉
#静岡市清水区整体
#静岡市清水区光線療法
#静岡市清水区よもぎ蒸し
#体質改善
#自然療法
#自然治癒力
#氣
#東洋医学
#西洋医学
#予防医学
#健康づくり
―――――――――――――――――――――――
・インスタはプロフィール欄からHPへ
・「静岡 楽体」で検索
―――――――――――――――――――――――
静岡市清水区の鍼灸治療院、鍼灸療術 癒し隠れ家 楽体です。
狐ヶ崎駅より徒歩五分。
鍼灸の古典理論から西洋医学の解剖生理学に根拠をおき、その東洋医学と西洋医学を融合させた長野式鍼灸治療をメインに、ベビーてい鍼による小児鍼、吸い玉療法、整体療術、光線治療、ハーブテントを用いたよもぎ蒸し・モリンガ蒸しもご利用頂けます。
肩こり 腰痛 首痛 背部痛 顎関節症 膝痛 神経痛 歪み 骨格骨盤矯正 体質改善 アレルギー 慢性疾患 難治性疾患 慢性性疾患 妊活 妊婦ケア 産後ケア 温活etc.
その他辛い症状に対応します。
先日、往診先でご高齢の患者さんと「寿命」についてお話しする機会がありました。
「60歳までは元氣だったけど、70を超えたら身体が一気にガタ来るよ」とか、
「江戸時代の平均寿命は50歳くらいだったんだって」といった会話から、
「人間って本来どのくらい生きることが可能なんだろう?」という話題で盛り上がりました。
例えるなら、私たちの身体は車のようなもの。
60代までは元氣に走り続けられたけど、70代はもうクラシックカーですよ、なんて話も。
今では病院へ行くのが仕事みたいになっちゃってるけど、最後まで元氣に人生を楽しむためには、やっぱり定期的に身体をメンテナンスしなくちゃダメだね!と強く仰られていました。
今回はそんな「寿命」について、歴史や現代のデータを見ながら考えてみたいと思います。
1. 過去と現在の寿命の違い:平均寿命の進化
江戸時代の平均寿命は、実際には30から50歳と短いものでした。
ただし、これは乳幼児死亡率が非常に高かったことが主な理由で、一度成人すると60歳や70歳まで生きる人も少なくなかったようです。
一方、現代日本の平均寿命は、2023年時点で
・男性:81.6歳
・女性:87.0歳
これほど長寿になった背景には、医療の進歩、衛生状態の向上、栄養状態の改善があります。
ただし、寿命が延びる一方で、「健康寿命」と「平均寿命」の差も問題視されています。
健康寿命とは、自立して生活できる期間のこと。
これが短いと、せっかく長生きしても病氣や介護に苦しむ時間が増えてしまうのです。
2. 死因トップ3:何が命を奪うのか?
現在、日本の死因トップ3は以下の通りです。
1. 悪性新生物(癌) – 全体の約25%を占め、依然として最も多い死因です。
2. 心疾患(主に心筋梗塞や心不全) – 約15%で第2位に位置しています。
3. 老衰 – 約12%で第3位となっています。
これは他の明確な疾患がない高齢者の自然死として分類されます。
老衰が第3位というのは、平均寿命の延びにより高齢者の割合が増えたことや、他の疾患による死亡を予防する医療技術が進んだことが大きな要因なんだそうです。
老衰は一般的に、大きな苦痛を伴わずに自然な形で命を全うするものとされています。
一方で、交通事故や自殺といった外因死は割合的に少なく、不慮の事故が7位、自殺はさらに下位に位置しています。
その他の死因順位(2023年データ)
4位:脳血管疾患(約6.6%)
5位:肺炎(約4.8%)
6位:誤嚥性肺炎(約3.8%)
7位:不慮の事故(約2.8%)
このように、医療の進歩と高齢化の影響で、疾患による死亡率が一部減少する中、老衰が目立つ結果となっています。
寿命の長さはもちろん個人差がありますが、天命を全うするまで「健康寿命」を伸ばすことが重要です。
そのためには、定期的な身体のメンテナンスや生活習慣の見直し、生きがいを持つことなどが鍵となります。
3. 人間は本来どれくらい生きるのか?
科学的には、人間の寿命は120歳前後が限界だと考えられています。
実際、世界最高齢記録はフランスのジャンヌ・カルマンさんの122歳164日。
この記録を超えることは難しいかもしれませんが、
健康寿命を延ばす努力次第で「天命を全うする」人生は可能です。
4. 天命を全うするために大切なこと
寿命の長さは人それぞれですが、
心も身体も健康でいることが幸せな人生を送る鍵だと思います。
そして、それを実現するためには次の3つがポイントになります。
(1) 定期的なメンテナンス
車のように、人の身体もメンテナンスが必要です。
例えば鍼灸は、氣血の巡りを良くし全体のバランスを整えることで、身体の治癒力を高めるためのチカラを賦活させる手段として大変有効です。
特に今の季節、疲れや冷えを溜め込まず、早めに対処することが大切です。
(2) ストレスの管理
寿命だけでなく、心の健康もまた幸せの一部です。
散歩や自然の中で過ごす時間、趣味を楽しむことなど、「心のメンテナンス」も意識してみましょう。
(3) 生活習慣を見直す
バランスの取れた食事、適度な運動、質の良い睡眠は寿命を延ばす基本です。
また、食材に氣をつけて、過去の日本人のようなシンプルな食生活を取り入れることで、現代病のリスクを減らすことも可能です。
●最後に
身体は乗り物と例えましたが、ただ「長く走る」だけでなく、「どう楽しむか」が重要だと思います。
定期的なメンテナンスと心身の健康を大切にして、毎日を心地よく過ごすことが、天命を全うするための秘訣ではないでしょうか。
私たち鍼灸師は、そんな健康寿命をサポートするお手伝いができます。
ぜひ、定期的なメンテナンスを取り入れて、クラシックカーのように人生を味わい尽くしてみてはいかがでしょうか?
#楽体
#癒し隠れ家楽体
#静岡市
#清水区
#鍼灸
#静岡市鍼灸
#長野式鍼灸治療
#静岡長野式
#静岡市清水区鍼灸
#静岡市清水区長野式
#静岡市清水区ベビーてい鍼
#静岡市清水区小児鍼
#静岡市清水区吸い玉
#静岡市清水区整体
#静岡市清水区光線療法
#静岡市清水区よもぎ蒸し
#体質改善
#自然療法
#自然治癒力
#氣
#東洋医学
#西洋医学
#予防医学
#健康づくり
―――――――――――――――――――――――
・インスタはプロフィール欄からHPへ
・「静岡 楽体」で検索
―――――――――――――――――――――――
静岡市清水区の鍼灸治療院、鍼灸療術 癒し隠れ家 楽体です。
狐ヶ崎駅より徒歩五分。
鍼灸の古典理論から西洋医学の解剖生理学に根拠をおき、その東洋医学と西洋医学を融合させた長野式鍼灸治療をメインに、ベビーてい鍼による小児鍼、吸い玉療法、整体療術、光線治療、ハーブテントを用いたよもぎ蒸し・モリンガ蒸しもご利用頂けます。
肩こり 腰痛 首痛 背部痛 顎関節症 膝痛 神経痛 歪み 骨格骨盤矯正 体質改善 アレルギー 慢性疾患 難治性疾患 慢性性疾患 妊活 妊婦ケア 産後ケア 温活etc.
その他辛い症状に対応します。