浮腫について

こんにちは!

先日、患者さんから本を差し入れで頂きました。
どんな本かと思ったら、ツボ押しの本でした!
先生に読んでもらいたくて…だなんて、なんて嬉しい (TдT)アリガトウゴザイマス

さて、本と言えばムック本って言葉はよく耳にすると思いますが、どんな意味なのか氣になっていたので調べてみたら、MAGAZINEとBOOKを合わせた造語なんだそうです。
一つのテーマに特化して深く掘り下げる、まるで内容がぎっしりつまった単行本のような雑誌なんですね。

ポンキッキのムックの本という意味ではありません、楽体です(・∀・)

そんなわけで、今回はムクミについて綴ってみました!

―――――――――――――――――――――――
・インスタはプロフィール欄からHPへ
・「静岡 楽体」で検索
―――――――――――――――――――――――



浮腫(むくみ)は、体内の余分な水分が正常な循環を保てず、皮膚や組織に溜まることで生じる症状です。
足や顔、指先などが腫れぼったく感じたり、押した跡が戻りにくくなったりします。
この浮腫が発生する背景には、さまざまな医学的な要因とメカニズムが関係しています。
また、東洋医学では「氣」の流れが滞ることで体内の水分バランスが崩れると考えられます。
今回は、浮腫が発生するメカニズムと治療法について、西洋医学と東洋医学の両方からご紹介します。

●浮腫の医学的な原因とメカニズム

浮腫は、体内の水分が血管やリンパ管から組織に漏れ出すことによって生じます。
そんな浮腫が生じる主な原因は…

1. 血管透過性の変化
血管壁は通常、水分や栄養をバランスよく出し入れしていますが、炎症や感染症などによって血管の透過性が高まると、血管内の水分が過剰に漏れ出し、組織に蓄積されやすくなります。

2. 心不全や腎不全
心臓や腎臓が正常に機能しないと、体内の血液や水分の循環が悪くなり、余分な水分が下半身に溜まりやすくなります。
心不全では特に足元に浮腫が現れ、腎不全では全身にむくみが見られることが多いです。

3. リンパ液の停滞
手術や外傷、がんの治療などでリンパ管がダメージを受けると、リンパ液が流れにくくなり、その部分に浮腫が生じやすくなります。
リンパ浮腫と呼ばれ、しばしば慢性的な症状となります。

4. ホルモンバランスの変化
特に女性は、月経前や妊娠時、閉経期にホルモンバランスの変動によって浮腫を感じやすくなります。
ホルモンが水分保持を促進し、体内の水分代謝に影響を及ぼすためです。

5. 低アルブミン血症
アルブミンは血液中のたんぱく質で、血管内の水分を保持する役割を担っています。
このアルブミンが不足すると、血管内の水分が組織に漏れ出しやすくなり、浮腫が生じやすくなります。

●東洋医学における浮腫の考え方

東洋医学では、浮腫は「水滞」や「氣滞」など、体内の氣・血・水のバランスが崩れることによって生じると考えられています。
特に、脾(消化器)と腎(水分代謝)の働きが関係しているとされます。

1. 脾の弱りによる水滞
脾は食物から栄養や水分を取り込み、全身に送る役割を持っています。
脾の働きが弱まると水分が体内に留まり、むくみとして現れやすくなります。
東洋医学では「脾虚」と呼ばれ、冷たい飲食物の過剰摂取や疲労が原因とされます。

2. 腎の衰えによる水分代謝の低下
腎は体の水分代謝を管理する臓器と考えられ、特に年齢や疲労、ストレスによって腎の働きが低下すると、余分な水分が体に滞留しやすくなります。
これにより、浮腫や冷えといった症状が見られることがあります。

3. 氣滞による血行不良
氣の巡りが悪くなると、血液や水分の流れが滞りやすくなり、浮腫が生じます。特にストレスや緊張が続くと氣の巡りが乱れ、顔や下半身にむくみが現れることが多いです。

●浮腫の治療法

浮腫の治療には、原因に応じたアプローチが必要です。ここでは西洋医学と東洋医学の治療法について紹介します。

1. 西洋医学の治療法

a. 利尿剤の使用
利尿剤は余分な水分を体外に排出するために用いられ、特に心不全や腎不全による浮腫に有効です。
ただし、長期的な使用には副作用があるため、医師の指導のもとで使用します。

b. 塩分制限
食事の塩分を減らすことで、体内の水分保持を抑え、むくみの軽減が期待できます。
特に高血圧や腎疾患のある方は、塩分制限が推奨されます。

c. リンパドレナージ
リンパ液の流れを促進するための手技療法で、特にリンパ浮腫の治療に有効です。
定期的な施術によって、症状の改善が期待できます。

2. 東洋医学の治療法

a. 鍼灸治療
東洋医学では、氣と血の巡りを整えるために鍼灸治療が用いられます。
浮腫が氣滞や水滞による場合、経絡の流れを改善し、体内の水分循環を助けることで症状を緩和します。
鍼灸治療は、患者さんの体質や症状を診て処置していきます。

b. 漢方薬の使用
浮腫の原因によっては、漢方薬を使用することがあります。
脾の働きを助ける「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」や腎の水分代謝を促す「猪苓湯(ちょれいとう)」などがよく用いられますね。
漢方薬も体質や症状に合わせて処方されるため、専門家の指導のもとで使用することが大切です。

c. 食事療法
東洋医学では、体を冷やす食べ物や飲み物はむくみを助長すると考えられています。
冷たい飲み物や生ものを避け、温かいスープやしょうが、シナモンなど、体を温める食材を摂取することで、脾と腎の働きをサポートし、浮腫を軽減することが期待できます。

d. 自然療法やセルフケア
マッサージやストレッチを行うことで、血行とリンパの流れを促進し、むくみが軽減されます。
特に、足元から心臓に向かって優しくマッサージをすることで、滞った水分を排出しやすくします。

e. 水分摂取
一見矛盾しているようですが、体内の水分バランスを保つためには適切な水分補給が重要です。
水分が不足すると、体は水分を溜め込みやすくなり、逆にむくみが生じることがあります。

f. 適度な運動
運動は血行とリンパの流れを改善し、浮腫の予防に役立ちます。
特にウォーキングや軽いジョギングは体内の水分循環をサポートし、むくみを軽減する効果があります。

●最後に

浮腫は私たちの生活習慣や体の状態を反映するサインとも言えます。
日々の生活でストレスや疲れを感じるときには、浮腫の予防や改善に努め、体と心の健康を整えることが大切です。
東洋医学では、氣と血の流れを調整することで浮腫を改善するアプローチがあり、これは西洋医学と併用することで相乗効果が期待できます。
温かみのあるケアを通じて、体が求める健康を見つめ直してみましょう。

#楽体
#癒し隠れ家楽体
#静岡市
#清水区
#鍼灸
#静岡市鍼灸
#長野式鍼灸治療
#静岡長野式
#静岡市清水区鍼灸
#静岡市清水区長野式
#静岡市清水区ベビーてい鍼
#静岡市清水区小児鍼
#静岡市清水区吸い玉
#静岡市清水区整体
#静岡市清水区光線療法
#静岡市清水区よもぎ蒸し
#体質改善
#自然療法
#自然治癒力
#氣
#東洋医学
#西洋医学
#予防医学
#健康づくり
―――――――――――――――――――――――

静岡市清水区の鍼灸治療院、鍼灸療術 癒し隠れ家 楽体です。
狐ヶ崎駅より徒歩五分。

鍼灸の古典理論から西洋医学の解剖生理学に根拠をおき、その東洋医学と西洋医学を融合させた長野式鍼灸治療をメインに、ベビーてい鍼による小児鍼、吸い玉療法、整体療術、光線治療、ハーブテントを用いたよもぎ蒸し・モリンガ蒸しもご利用頂けます。

肩こり 腰痛 首痛 背部痛 顎関節症 膝痛 神経痛 歪み 骨格骨盤矯正 体質改善 アレルギー 慢性疾患 難治性疾患 慢性性疾患 妊活 妊婦ケア 産後ケア 温活etc.
その他辛い症状に対応します。
?Gg[???ubN}[N??