こんにちは!

粘膜界の代表格な生き物といえば…思い出すのはカタツムリ ですね。

カタツムリは全身が粘膜で覆われていて、このヌルヌルは雨が降ろうと、乾燥した日だろうと、彼らはこの強力な粘液で水分を保ち、乾燥から体を守り、周りの環境に適応して生きています。
さらには外敵から身を守るために、粘液でぬるぬると逃げ出すことも出来ます。

さらに彼らの粘液には、自分の体を治す能力まであるんだそうです。
体に傷がついても、粘液の力で自己修復してしまうんです。

どろろん閻魔くんもびっくりですね、楽体です(・∀・)ノ

そんなわけで、今回は免疫系シリーズ : 粘膜編のお話を書いてみました!

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免疫力を高める上で重要な役割を果たす「粘膜系」について、医学的および東洋医学的な視点から解説します。

粘膜は、外部からの病原体が体内に侵入するのを防ぐ重要な防御ラインです。
具体的には、鼻、口、喉、腸などに存在し、体内に侵入しようとする細菌やウイルスに対するバリアとして機能します。

●医学的な解釈

医学的に見ると、粘膜は免疫系の一部として働き、物理的なバリア機能と免疫細胞による防御機能を併せ持っています。
例えば、鼻や喉の粘膜には線毛と呼ばれる細かい毛があり、病原体を捕らえて外に排出する働きをします。
また、粘液は病原体を絡め取り、免疫細胞がこれを攻撃する時間を稼ぎます。

さらに、腸の粘膜は免疫システム全体の約70%が集まっている場所であり、腸内環境のバランスが免疫力に大きく影響します。
腸内フローラ(腸内細菌)の健康が保たれていると、腸の粘膜は外部からの侵入を効果的に防ぐことができ、免疫系全体が活発に働きます。
これにより、体は細菌やウイルスからの攻撃を防ぎ、健康を維持できるのです。

●東洋医学的な解釈

一方、東洋医学において粘膜は「衛氣(えいき)」と関連しています。
衛氣は、体表を守るエネルギーであり、外部からの邪氣(病気の原因となるもの)を防ぐ役割があります。
東洋医学では、粘膜の健康を保つことが、免疫力を高めるために非常に重要であると考えられています。

特に、鼻や喉、肺などの粘膜は「肺の氣」によって支配されています。
肺の氣が充実していると、これらの粘膜はしっかりと機能し、ウイルスや細菌の侵入を防ぐことができます。
逆に、肺の氣が不足すると粘膜が乾燥しやすくなり、免疫力が低下します。
乾燥した粘膜は病原体に対して脆弱となり、感染しやすくなるのです。

さらに、東洋医学では「脾」の働きも重要視されます。
脾は食べ物からエネルギーを取り込み、全身に栄養を供給する役割を持っています。
脾の働きが弱ると、消化吸収がうまくいかず、結果として免疫力も低下します。
これは腸の粘膜が弱まり、病原体の侵入を許してしまうことに繋がるためです。

●粘膜の健康を保つための具体的な方法

1. 栄養バランスの取れた食事が大切ですが、特に粘膜を補強するための栄養をあげてみます。

・ビタミンA
ビタミンAは粘膜を健康に保つために不可欠な栄養素です。
粘膜の再生を促進し、乾燥やダメージから保護する役割を持っています。
緑黄色野菜(ニンジン、ほうれん草など)やレバー、卵黄に多く含まれています。

・ビタミンC
ビタミンCは粘膜のコラーゲン生成を助け、粘膜の強度を維持します。
また、抗酸化作用があり、炎症や感染症から粘膜を守ります。
柑橘類、ブロッコリー、パプリカなどが豊富です。

・オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸には抗炎症作用があり、粘膜の炎症を軽減します。
特に腸の粘膜を保護し、腸内環境を整える効果があります。
魚(サバ、サケなど)や亜麻仁油、クルミに多く含まれています。

・プロバイオティクス
腸内フローラのバランスを整えることで、腸の粘膜を強化します。
ヨーグルトや発酵食品(キムチ、納豆、味噌など)に含まれるプロバイオティクスが有効です。

・水分補給
十分な水分摂取は粘膜の乾燥を防ぎ、健康な粘膜を維持するために重要です。
特に加湿が必要な季節や環境では、こまめに水分を補給することが粘膜の保護に役立ちます。

・緑茶やハーブティー
緑茶に含まれるカテキンは抗菌作用があり、病原体の侵入を防ぐサポートをします。
また、カモミールやエルダーフラワーなどのハーブティーも、粘膜を保護し、炎症を抑える効果が期待できます。

2. 加湿
特に乾燥する冬の季節には、加湿器などで空気中の湿度を保つことで、粘膜を保護します。

3. ストレス管理
ストレスが続くと粘膜が弱くなり、免疫力が低下します。
深呼吸、適度な運動などでリラックスする時間を持ちましょう。

4. 東洋医学的アプローチ
東洋医学では、肺や脾を強化するためのツボ療法がおすすめです。
特に、「肺兪(はいゆ)」や「足三里(あしさんり)」といったツボへの刺激が、粘膜を強化する効果があるとされています。

また、粘膜の機能を低下させる要因として、アルコールや白砂糖は代表的なものですが、他にもいくつかあるので紹介します。

●粘膜の機能を低下させるもの

1. アルコール
アルコールは体を脱水状態にし、特に喉や鼻の粘膜を乾燥させます。
これにより粘膜のバリア機能が弱まり、病原体が侵入しやすくなります。
また、長期的なアルコール摂取は腸内フローラのバランスを崩し、腸の粘膜をも弱体化させる可能性があります。

2. 白砂糖
白砂糖を多く摂取すると、血糖値が急上昇し、体内で炎症を引き起こす原因となります。
これにより、腸や喉などの粘膜が弱まり、免疫機能が低下します。
さらに、砂糖は腸内の悪玉菌を増殖させ、腸内環境を悪化させる要因ともなります。

3. 加工食品や添加物
加工食品に含まれる防腐剤や人工甘味料、着色料などの添加物は、体に負担をかけ、粘膜の健康を損なう可能性があります。
特に腸内環境に悪影響を与え、粘膜機能を低下させる要因となります。

4. 喫煙
喫煙は粘膜に直接的なダメージを与えます。
特に肺や喉の粘膜が影響を受け、線毛の機能が低下するため、異物や病原体を除去する力が弱くなります。

5. 過度のカフェイン
カフェインには利尿作用があり、過剰に摂取すると体内の水分が失われやすくなります。
これにより粘膜が乾燥し、病原体に対する防御力が低下します。

●まとめ

粘膜系は免疫力を支える重要な要素です。
医学的には粘膜の物理的なバリア機能や腸内環境が注目され、東洋医学では「衛氣」としてのエネルギー的な役割が強調されます。
いずれの視点においても、粘膜の健康を維持することが免疫力を高める鍵であり、日常生活でのケアが不可欠です。

なお、粘膜の機能を低下させる要因には、アルコールや白砂糖、喫煙、加工食品が挙げられます。
一方、粘膜の健康を保つためには、ビタミンAやC、オメガ3脂肪酸、プロバイオティクスの摂取が効果的です。
さらに、十分な水分補給や緑茶・ハーブティーなどを日常に取り入れることで、粘膜のバリア機能を強化し、免疫力を高めることができます。
生活習慣を見直し、粘膜を守ることで、外敵から体を守る力を高めていきましょう。

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