鍼とお灸の使い分けについて
2024年9月11日
こんにちは!
20代の頃、伸ばした髪を縛っていたスタイルでいたら、一休さんの新右衛門さんと言われたことがあります、楽体です(・∀・)
そんなわけで、今回は治療における鍼とお灸の使い分けについて書いてみました!
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・「静岡 楽体」で検索
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多くの方から「鍼」と「お灸」の違いについて質問されることがあります。
両方とも東洋医学で用いられる治療法ですが、役割や効果が異なるため、症状や体質に応じて使い分けています。
ここでは、それぞれの特徴と使い分け方について解説します。
●鍼の役割と効果
鍼は、全身のエネルギーの流れ(氣や血の巡り)や陰陽など、全体のバランスを調整するために用いることが多いです。
1. 全身のバランスを整える
鍼は身体全体の氣血の流れを調整し、全身の調和を図る役割を持っています。
特定の部位に症状があっても、体全体の状態を考慮しながら施術するため、内臓機能や筋骨格系の問題にも対応できます。
2. 氣の滞りを解消する
身体に不調がある時、氣の流れが滞っていることが多いです。
鍼は氣の流れをスムーズにし、痛みや不快感を緩和させる働きがあります。
●鍼による痛みや不快感の緩和のメカニズム
多くの方が「鍼は痛くないの?」と不安に感じることがあるかもしれませんが、実は鍼には痛みや不快感を緩和するメカニズムが備わっています。
1. ゲートコントロール理論
鍼の刺激は、痛みを伝える神経回路に対して「ゲート(門)」を閉じる役割を果たします。
痛みを伝える神経信号が脳に届く前に、鍼の微細な刺激が神経系に働きかけ、痛みの感覚を抑制します。
これにより、鍼を打った際の痛みが少なくなるだけでなく、慢性的な痛みを感じにくくする効果も期待できます。
2. エンドルフィンの分泌
鍼が体に刺さることで、脳からエンドルフィンという天然の痛み止め物質が分泌されます。
エンドルフィンは、痛みを和らげるだけでなく、リラックス効果をもたらすため、不快感を減らし、治療中や治療後に心地よい感覚をもたらします。
3. 血流の改善
鍼は局所的な血流を促進し、痛みや不快感の原因となる炎症や筋肉のこわばりを和らげます。
血液の流れが良くなることで、酸素や栄養が組織に届きやすくなり、自然治癒力が高まります。
このようにして、痛みが緩和され、身体の修復が促進されるのです。
4. 自律神経の調整
鍼は自律神経に働きかけ、交感神経と副交感神経のバランスを整える作用があります。
特に、ストレスが原因で緊張している場合、副交感神経を優位にしてリラックスさせる効果があり、不快感や痛みが自然に和らぎます。
このように、鍼はただ刺すだけでなく、体内でさまざまなメカニズムを通じて痛みや不快感を和らげます。
●お灸の役割と効果
お灸は、主に身体を温めて氣や血を補い、虚弱な部分を補強する目的で用いることが多いです。
1. 虚した部分を補う
身体の中でエネルギーが不足している箇所に対して、お灸はその部分を温め、氣や血を補う効果があります。
特に冷え性や虚弱体質の方、エネルギー不足で疲れやすい方に適しています。
2. 免疫力や自然治癒力を高める
お灸は温熱療法として、局所的に身体を温めるだけでなく、全身の免疫力や自然治癒力を高める効果があります。
氣血の流れを促進し、虚弱状態を改善するため、慢性的な症状や虚弱体質の方に向いています。
●お灸の作用メカニズム
お灸は「温熱療法」として、身体を温めることでさまざまな健康効果をもたらします。
特に、氣や血を補い、痛みや不快感を和らげるために、次のようなメカニズムが働いています。
1. 局所的な温熱効果で血流を促進
お灸を使うと、温熱によって局所的な血流が促進されます。
温められた部位では、血管が拡張して酸素や栄養がより豊富に供給され、組織の修復が促されます。
これにより、痛みや筋肉の緊張が和らぎ、リラックス効果も得られます。
2. 免疫機能の向上
お灸の温熱刺激は、免疫系を活性化させ、自然治癒力を高めます。
体が温まると、白血球の活動が活発になり、病気の予防や回復を助けることができます。
特に体が虚しているとき(エネルギーが不足しているとき)に、免疫機能を補強し、体力を回復させる効果があります。
3. ツボへの刺激によるエネルギーの補充
お灸は、特定の経絡上のツボ(経穴)に刺激を与えることで、氣や血の不足を補います。
鍼が氣の流れを整えるのに対し、お灸は虚した部分にエネルギーを「補う」役割があり、体が冷えたりエネルギーが不足している部分を改善します。
この補いによって、虚弱体質や疲労感、冷え性などの症状が緩和されます。
4. 神経伝達の調整
温熱刺激が神経系に働きかけ、痛みを緩和する効果があります。
特に、温熱による神経の感覚信号が脳に伝わることで、痛みの認識が軽減される「温熱効果」によって、痛みや不快感が自然に緩和されます。
また、局所の温めが筋肉のこわばりを和らげるため、リラクゼーションにもつながります。
5. ホルモン分泌の促進
お灸による温熱刺激は、体内でホルモン(例えば、エンドルフィンやオキシトシン)の分泌を促し、氣持ちを落ち着かせたり、リラックスさせる効果を生みます。
このようにして、不安やストレスも軽減され、身体全体の調和を取り戻します。
このように、お灸は「温熱」と「ツボへの刺激」を活用して、痛みや不快感を和らげ、体を温めながら虚弱部分を補います。
●鍼とお灸の使い分け
一般的に、鍼は全身の調整に向いており、身体のバランスを整える目的で使用します。
一方で、お灸は虚弱な部分や冷えた箇所を補い、エネルギーを高めるために使用することが多いです。
例えば、風邪を引きやすい、疲れやすい、または冷えが氣になる方にはお灸が効果的ですが、ストレスや筋肉のこわばり、体内のエネルギーの滞りが原因の症状には鍼が適しています。
とはいえ、多くの場合、鍼とお灸は併用します。
鍼で氣血の流れを整え、お灸で虚弱な部分を補うことで、より効果的な治療が期待できるからです。
特に、難治性や慢性的な症状、体質改善を目指す場合には、両方を組み合わせた治療が必須です。
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静岡市清水区の鍼灸治療院、鍼灸療術 癒し隠れ家 楽体です。
狐ヶ崎駅より徒歩五分。
鍼灸の古典理論から西洋医学の解剖生理学に根拠をおき、その東洋医学と西洋医学を融合させた長野式鍼灸治療をメインに、ベビーてい鍼による小児鍼、吸い玉療法、整体療術、光線治療、ハーブテントを用いたよもぎ蒸し・モリンガ蒸しもご利用頂けます。
肩こり 腰痛 首痛 背部痛 顎関節症 膝痛 神経痛 歪み 骨格骨盤矯正 体質改善 アレルギー 慢性疾患 難治性疾患 慢性性疾患 妊活 妊婦ケア 産後ケア 温活etc.
その他辛い症状に対応します。
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多くの方から「鍼」と「お灸」の違いについて質問されることがあります。
両方とも東洋医学で用いられる治療法ですが、役割や効果が異なるため、症状や体質に応じて使い分けています。
ここでは、それぞれの特徴と使い分け方について解説します。
●鍼の役割と効果
鍼は、全身のエネルギーの流れ(氣や血の巡り)や陰陽など、全体のバランスを調整するために用いることが多いです。
1. 全身のバランスを整える
鍼は身体全体の氣血の流れを調整し、全身の調和を図る役割を持っています。
特定の部位に症状があっても、体全体の状態を考慮しながら施術するため、内臓機能や筋骨格系の問題にも対応できます。
2. 氣の滞りを解消する
身体に不調がある時、氣の流れが滞っていることが多いです。
鍼は氣の流れをスムーズにし、痛みや不快感を緩和させる働きがあります。
●鍼による痛みや不快感の緩和のメカニズム
多くの方が「鍼は痛くないの?」と不安に感じることがあるかもしれませんが、実は鍼には痛みや不快感を緩和するメカニズムが備わっています。
1. ゲートコントロール理論
鍼の刺激は、痛みを伝える神経回路に対して「ゲート(門)」を閉じる役割を果たします。
痛みを伝える神経信号が脳に届く前に、鍼の微細な刺激が神経系に働きかけ、痛みの感覚を抑制します。
これにより、鍼を打った際の痛みが少なくなるだけでなく、慢性的な痛みを感じにくくする効果も期待できます。
2. エンドルフィンの分泌
鍼が体に刺さることで、脳からエンドルフィンという天然の痛み止め物質が分泌されます。
エンドルフィンは、痛みを和らげるだけでなく、リラックス効果をもたらすため、不快感を減らし、治療中や治療後に心地よい感覚をもたらします。
3. 血流の改善
鍼は局所的な血流を促進し、痛みや不快感の原因となる炎症や筋肉のこわばりを和らげます。
血液の流れが良くなることで、酸素や栄養が組織に届きやすくなり、自然治癒力が高まります。
このようにして、痛みが緩和され、身体の修復が促進されるのです。
4. 自律神経の調整
鍼は自律神経に働きかけ、交感神経と副交感神経のバランスを整える作用があります。
特に、ストレスが原因で緊張している場合、副交感神経を優位にしてリラックスさせる効果があり、不快感や痛みが自然に和らぎます。
このように、鍼はただ刺すだけでなく、体内でさまざまなメカニズムを通じて痛みや不快感を和らげます。
●お灸の役割と効果
お灸は、主に身体を温めて氣や血を補い、虚弱な部分を補強する目的で用いることが多いです。
1. 虚した部分を補う
身体の中でエネルギーが不足している箇所に対して、お灸はその部分を温め、氣や血を補う効果があります。
特に冷え性や虚弱体質の方、エネルギー不足で疲れやすい方に適しています。
2. 免疫力や自然治癒力を高める
お灸は温熱療法として、局所的に身体を温めるだけでなく、全身の免疫力や自然治癒力を高める効果があります。
氣血の流れを促進し、虚弱状態を改善するため、慢性的な症状や虚弱体質の方に向いています。
●お灸の作用メカニズム
お灸は「温熱療法」として、身体を温めることでさまざまな健康効果をもたらします。
特に、氣や血を補い、痛みや不快感を和らげるために、次のようなメカニズムが働いています。
1. 局所的な温熱効果で血流を促進
お灸を使うと、温熱によって局所的な血流が促進されます。
温められた部位では、血管が拡張して酸素や栄養がより豊富に供給され、組織の修復が促されます。
これにより、痛みや筋肉の緊張が和らぎ、リラックス効果も得られます。
2. 免疫機能の向上
お灸の温熱刺激は、免疫系を活性化させ、自然治癒力を高めます。
体が温まると、白血球の活動が活発になり、病気の予防や回復を助けることができます。
特に体が虚しているとき(エネルギーが不足しているとき)に、免疫機能を補強し、体力を回復させる効果があります。
3. ツボへの刺激によるエネルギーの補充
お灸は、特定の経絡上のツボ(経穴)に刺激を与えることで、氣や血の不足を補います。
鍼が氣の流れを整えるのに対し、お灸は虚した部分にエネルギーを「補う」役割があり、体が冷えたりエネルギーが不足している部分を改善します。
この補いによって、虚弱体質や疲労感、冷え性などの症状が緩和されます。
4. 神経伝達の調整
温熱刺激が神経系に働きかけ、痛みを緩和する効果があります。
特に、温熱による神経の感覚信号が脳に伝わることで、痛みの認識が軽減される「温熱効果」によって、痛みや不快感が自然に緩和されます。
また、局所の温めが筋肉のこわばりを和らげるため、リラクゼーションにもつながります。
5. ホルモン分泌の促進
お灸による温熱刺激は、体内でホルモン(例えば、エンドルフィンやオキシトシン)の分泌を促し、氣持ちを落ち着かせたり、リラックスさせる効果を生みます。
このようにして、不安やストレスも軽減され、身体全体の調和を取り戻します。
このように、お灸は「温熱」と「ツボへの刺激」を活用して、痛みや不快感を和らげ、体を温めながら虚弱部分を補います。
●鍼とお灸の使い分け
一般的に、鍼は全身の調整に向いており、身体のバランスを整える目的で使用します。
一方で、お灸は虚弱な部分や冷えた箇所を補い、エネルギーを高めるために使用することが多いです。
例えば、風邪を引きやすい、疲れやすい、または冷えが氣になる方にはお灸が効果的ですが、ストレスや筋肉のこわばり、体内のエネルギーの滞りが原因の症状には鍼が適しています。
とはいえ、多くの場合、鍼とお灸は併用します。
鍼で氣血の流れを整え、お灸で虚弱な部分を補うことで、より効果的な治療が期待できるからです。
特に、難治性や慢性的な症状、体質改善を目指す場合には、両方を組み合わせた治療が必須です。
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