こんにちは!

焼肉屋さんでホルモンを頼むと、ずっと噛み続けてどこで飲み込んでいいか分からなくなる楽体です (・曲・)/

そんなわけで、今回は甲状腺疾患と東洋医学的な鍼灸治療の解釈を書いてみました!



●甲状腺疾患の概要

甲状腺の役割 : 甲状腺は首の前に位置し、体内の代謝を調節するホルモン(甲状腺ホルモン)を分泌します。

主な甲状腺疾患

・バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、体の代謝が異常に活発になる病気です。

主な症状

1. 体重減少 : 食欲が増えても体重が減ることがあります。

2. 心拍数の増加 : 心臓が速く鼓動し、動悸を感じることがあります。

3. 汗をかきやすい : 異常に汗をかきやすくなります。

4. 疲れやすい : 体が常に興奮状態にあるため、疲労感が強くなります。

5. イライラ感 : 精神的に不安定になり、イライラしやすくなります。

6. 手の震え : 手や指が震えることがあります。

7. 目の症状 : 眼球突出(目が飛び出すように見える)、目の乾燥、視力低下など。

・橋本病(甲状腺機能低下症)

橋本病は甲状腺ホルモンの分泌が不足することで、体の代謝が低下する病気です。

主な症状

1. 体重増加 : 食事量が変わらなくても体重が増えることがあります。

2. 疲れやすい : 常にだるさを感じ、疲労が取れにくくなります。

3. 寒がり : 寒さに敏感になり、手足が冷えることがあります。

4. 皮膚の乾燥 : 皮膚が乾燥し、かさかさすることがあります。

5. 便秘 : 消化機能が低下し、便秘になることがあります。

6. むくみ : 特に顔や手足にむくみが見られることがあります。

7. 気分の落ち込み : 鬱症状や記憶力の低下が現れることがあります。

8. 脱毛 : 髪の毛が抜けやすくなり、薄毛になることがあります。

●東洋医学の視点

気・血・陰陽の不調: 東洋医学では、甲状腺疾患は体内の「気」や「血」、「陰陽」のバランスの乱れが原因とされます。

例えば、甲状腺機能亢進症は「陰虚」や「肝火上炎」によるとされることが多いです。
甲状腺機能低下症は「陽虚」や「脾腎両虚」として説明されることが一般的です。

●鍼灸治療のアプローチ

1. 甲状腺機能亢進症:

氣の調整 : 氣の流れを整え、過剰な活動を抑える。

肝火の鎮静 : 肝臓の過剰なエネルギーを抑え、心身の安定を図る。

2. 甲状腺機能低下症:

氣の補充 : 氣を補い、エネルギーを高める。
陽の強化 : 体を温め、代謝を促進する。

治療の流れ : 詳細な問診と診察を行い、個々の症状に合わせた鍼灸治療を行います。

4. セルフケアとして

食事 : 甲状腺機能に良いとされる食品(海藻類、セレニウム含有食品)や避けるべき食品(加工食品、ヨウ素過剰摂取)

生活習慣 : ストレス管理、適度な運動、十分な睡眠が重要です。

まとめ

バセドウ病と橋本病は甲状腺ホルモンの分泌異常による異なる症状が現れる病気です。
それぞれの症状を理解し、早期に適切な医療機関で診断を受けることが重要です。

東洋医学の利点は、西洋医学と組み合わせることでより包括的な治療が可能です。
甲状腺疾患は慢性的な問題となることが多いので、定期的なケアが重要です。

東洋医学の鍼灸治療を取り入れることで、症状の緩和や体のバランスを整える助けとなりますよ。

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