今日は肝実処置の多い1日でした。
東洋医学でいう肝とは
全身の気と血の動きに関わる機能を
持つとされています。
気は全身を巡り
組織にも入ったり出たりしているのですが
肝にはこのような気の動きを調節している
疏泄機能というものがあります。
なんか難しいですね 😅
要は、肝の調子がよければ
気の動きもスムーズになり
気の動きが正常であれば
血も正常に動くわけです。
また、肝は血を貯蔵し
全身の巡る血流量を調節する
蔵血機能というものを持ちます。
故に、疏泄機能が悪くなると
血や津液(全身のカラダを潤す水分)が滞り
瘀血や水湿を生じます。
湿は痰をつくり
呼吸器系の症状を引き起こし
気の流れが阻害されるので
脾と胃にも影響が出やすくなります。
しかもこの疏泄機能は
ストレスにめちゃくちゃ弱い😫
緊張すると胃が痛むとか
下痢を起こしやすくなったり
胃や十二指腸潰瘍も引き起こすこともあります。
疏泄は感情も調節してるので
イライラしやすいとか
逆に落ち込みやすくなります。
肝の処置は
全身の気と血の動きに関わる機能の調律です。